こんにちは、かいじゅうです。今回はレバレッジ投資信託のまとめ記事になります。
下落相場で値下がりしているレバレッジ投資信託に投資をしようと考えているため、商品の選択肢を広くしたい。
レバレッジ投資信託の特性やリスクについて、知りたい方向けのまとめ記事になります。
個別の詳しい説明が読みたいという方は、リンクで飛んでいただくことで各投資信託の個別記事を参照できます。
※投資にはリスクがあります。投資はご自身の判断でご自身のリスクに合わせて行うようにしてください。
レバレッジ投資信託の特徴
レバレッジ投資信託とは?
各指数の1日の値動きの3倍
2011年からの米国株のチャートです。3倍ブルが3倍ベアや元指数を凌駕しています。もちろんこれは、後から見たときに上昇相場だったということだけで『ものすごくうまく行った例』ということを忘れてはいけません。
1日の値動きの3倍ということはプラス方向にも3倍、マイナス方向にも3倍の値動きをしますので注意が必要です。うまく行った時のリターンを最大化する一方でリスクも最大化させてしまいます。
元指数がリスク=リターンとなるならば、3倍レバレッジはリスクとリターンは釣り合いません。
レバレッジ商品特有の減価リスク
①や②の例のように上げ下げを繰り返すことで元本が削れれていってしまいますので注意が必要です。
経費率は高目
そのほとんどが0.8%台~1%台と割高になります。eMAXISslimS&P500の経費率が0.0968%となっていることを見ると長期的に保有すると経費率だけでもかなりの差がついてしまいます。
しかし、利が乗った時のレバレッジは経費率以上のリターンが期待できるところもあるので、短期投資であればそこまで気にするところでもないでしょう。もちろん同じ内容であれば、経費率が安いに越したことはありません。
実質コストに注意が必要
コスト(手数料)には目論見書などに記載がある見た目のコスト(手数料)と運用期間が1年に至った時に運用報告書で明らかになる実質コストがあります。実質コストは、実際にどれだけのコストがかかっているか報告されるものですのでこちらが本当のコストになります。
運用期間が1年に満たない投資信託は実質コストはわかりません。それは実質コストが1年間運用してみてかかったコストであるからです。アクティブな運用を行う投資信託は実質コストが見た目のコストより高くなることがあります。見かけの安いコストに騙されずに新発売の投資信託は1年間待った後に乗り換えたり、積立設定を変えるとよいでしょう。
ブル型・ベア型がある
ブル型は指数と同じ方向に2倍・3倍のレバレッジがかかってきます。逆にベア型は指数の値動きと反対方向にレバレッジがかかります。ブル・ベアの投資信託を間違えないように注意しましょう。
ここまでは、レバレッジ投資信託の特徴を見てきました。
これからはどのような種類があるか見ていきましょう。
レバレッジ投資信託の種類
米国指数(S&P500・全米株式・NASDAQ100)
愛称等 | 投資信託名 |
S&P500 2倍レバレッジ | iFreeレバレッジ S&P500 |
S&P500 4倍レバレッジ | T&D-S&P500・4倍ブル型ファンド |
USA360 | 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド |
楽天レバナス | 楽天レバレッジNASDAQ-100 |
大和レバナス | iFreeレバレッジ NASDAQ100 |
auレバナス | auAMレバレッジNASDAQ100 |
米国指数のそれぞれ日時の値動きの2倍・3倍に連動する投資信託を集めてみました。3個のレバナスは指数は同じですが運用方法やコストなど違いがあります。USA360はVTI(米国株式)90%+10%(債券270%レバレッジ)という変わり種になります。詳しくは各記事をご覧ください。
指数は銘柄の入れ替えがあります。それぞれの特徴を理解して投資をしましょう。
レバレッジ新興国投資信託
銘柄名 | 国 |
iFreeレバレッジ ATMX+ | 中国 |
テーマレバレッジ 中国ニューエコノミー2倍 | 中国 |
新興国レバレッジ現状で寂しい状況です。やはり、リスクが高い為償還などのリスクが高くなるのかレバレッジをかけた商品を見つけることができていません。最近は下落してますが、少し前にブームになった中国株のレバレッジ商品を見つけることができました。テーマレバレッジ 中国ニューエコノミー2倍は、印象としてCWEBに近い感じがします。
現状で投資信託は設定しにくいのかもしれません。これから設定されると思います。
レバレッジ日本株投資信託
銘柄名 |
楽天日本株4.3倍ブル |
SBI 日本株4.3ブル |
楽天日本株3.8倍ベアII |
SBI 日本株3.8ベア |
楽天日本新興市場株ダブル・ブル |
意外と強い日本株レバレッジをまとめてみました。ブル・ベア商品も高レバレッジのラインナップがあります。米国株式のように長期で持てばプラスとなる市場でないのでこのような商品での短期トレードの商品が出てくるのもわかる気がします。
リスクは高いですが、人気はとても高いようです。相場感が掴める向けかもしれません。
新興国は10年単位では優良??
これをみると全世界株(米国除く)のリターンが高くなっています。新興国のターンが来るという予想に見えます。レバレッジをかけている新興国投資信託は見つけることができませんでした。今後、さらに調査を行いたいと思います。
テーマレバレッジについても記事を増やす予定です。よろしくお願いします。
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