こんにちは。かいじゅうです。SOXLについて考えてみました。
2022年に入り米国株式市場はFRBの金融引き締めにより、混乱状態が続いています。主要3指数がそろって下落し、高配当ETFなどもパフォーマンスが振るいません。そんな中、3倍レバレッジETFはものすごい下落をしているので今後が気になり調べてみました。
この記事の結論は『償還は当分の間ないけど、株式併合は可能性あり』ということになっています。まずは「基本情報から、共有していきましょう。
※投資にはリスクがあります。投資はご自身の判断でご自身のリスクに合わせて行うようにしてください。
SOXLとは
SOXLとは「Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF(Direxion Daily Semiconductors Bull 3x Shares)」のことです。ICEセミコンダクターズ・インデックスの300%のパフォーマンスに連動する投資成果を目指すETFです。
昨年にベンチマークをSOX指数から、ICEセミコンダクターズ・インデックスに変更しています。
将来有望な半導体セクターのETFであり、3倍レバレッジ商品ということもあり人気商品となっているようです。
かいじゅうも2021年に保有していたこともあります。今回の下落で投資検討中です。
基本情報
現在の株価 | 11.85ドル |
配当利回り | 0.63% |
52週高値 | 74.21ドル |
52週安値 | 10.53ドル |
年初来リターン | -82.64% |
経費率 | 0.95% |
5年トータルリターン | 16.90% |
3年トータルリターン | 6.34% |
3か月トータルリターン | -63.91% |
ものすごい下落幅があることがわかります。
構成銘柄(上位10社)
銘柄名 | パーセンテージ(%) |
ブロードコム | 8.31 |
インテル | 8.26 |
エヌビディア | 7.85 |
テキサス・インスツルメンツ | 6.63 |
アドバンス・マイクロ・デバイセズ | 5.71 |
クアルコム | 4.35 |
アナログ・デバイセズ | 4.28 |
KLA | 4.10 |
マイクロチップテクノロジー | 3.90 |
NXPセミコンダクターズ | 3.89 |
上位10社計 | 53.39 |
当たり前ですが全て半導体関連の企業です。今後需要はありそうですね。
SOXLチャート(1年間)
最高値となる74ドル付近からの急落がすさまじい。年初来で80%以上の急落をしてきています。このボラティリティがSOXLの大きな特徴といえます。下もあれば上もあるETFだと思います。
年初来で現在が最安値圏ですね。更なる下落も考えられます。
SOXLチャート(5年間)
コロナショックでの急落から順調に回復・上昇していたことがわかります。コロナショックの水準に戻りそうな勢いで急落しているのがわかります。
大きいチャートで見るとさらにボラの高さがわかりやすい。次は償還についてです。
償還はあるのか??
株式併合がおきたCWEBとの比較
銘柄名 | 純資産(百万ドル) |
SOXL | 3,319.79 |
CWEB | 446.08 |
まず、私見ですが人気がある商品は償還になる可能性は少ないと考えています。それは、償還してしまうと運用会社が経費率で儲けることができなくなってしまうためです。純資産総額が大きいほど人気があるといえるます。
SOXLは株式併合(償還とならなかった)となったCWEBと比較しても純資産が大きい為、償還される可能性は低くもし株価が下がるようなことがあっても株式併合となる可能性が高いと思っています。
CWEBは10:1の株式併合でしたので5ドルを切るようであれば、そのぐらいの比率での株式併合があり得ます。仮に10:1の株式併合だと1桁の端数は返金になってしまうので、将来有望とみるのであれば買い増しをすることが必要です。
まだ、9月から10月頃までは下落する可能性があるから可能性はありそう。
CWEB株式併合の記事はこちら↓
今後のSOXL
SOXX(ICEセミコンダクターズ・インデックス)と比較(1年間)
SOXXとSOXLは元指数はともにICEセミコンダクターズ・インデックスになりますので比較がしやすいかと思います。レバレッジがないSOXXは、下落しているものの横ばいに見えるくらいSOXLが急落しています。
2021年末はSOXLがSOXXをアウトパフォームしています。レバレッジ3倍の商品ですが必ずしも3倍のパフォーマンスにならないことを気を付けつつ安値圏で拾っていければ、半導体の需要はありそうですので利益は出そうな感じがします。
必ずしも株価=EPS×PERとならないことに注意したい
SOXX(ICEセミコンダクターズ・インデックス)と比較(5年間)
5年間のチャートで見るとSOXXをSOXLがアウトパフォームする時期が長く続いていました。長期で保有するか、短気で保有するかどちらでもパフォーマンスを考えたときにはバリエーションが低い時に投資することが重要だと思います。そのように考えると現在は『コロナショック以来の買い場』と考えることができるかもしれません。
期待してしまうチャートですが投資に絶対はないので気を付けましょう。
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