【レバレッジ投資信託】Tracers S&P500ゴールドプラスには、投資するべきか!? S&P500のみか+GLDMの方が多分良い??

金イメージ

かいじゅう
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こんにちは、かいじゅうです。今回はTracers S&P500ゴールドプラスの記事です。

最近の米国市場はFRBが金利を高止まりさせる公算が大きくなってきたことから、下落基調にありましたが先週は上昇していました。さまざまな有識者やユーチューバーがこぞって大暴落の可能性を示唆していることから、現金比率を高めようか?暴落体制が多少ある債券や金のETFを購入しようか迷っているところです。

そんなところに現れたのが、『Tracers S&P500ゴールドプラス』というレバレッジ投資信託です。レバレッジをかけて複雑な運用をしているにも関わらず信託報酬が安く、1つの投資信託でS&P500と金を購入することができるとうことで簡単に調べてみましたが、あまりおすすめできなさそうです。

過去に書いたレバレッジ投資信託のまとめ記事

※投資にはリスクがあります。投資はご自身の判断でご自身のリスクに合わせて行うようにしてください。

Tracers S&P500ゴールドプラスの基本情報

銘柄名Tracers S&P500ゴールドプラス
運用会社日興アセットマネジメント
基準価額10,389円(2022.9.9)
運用管理費用年0.1991%
実質コスト不明
設定日2022.8.31
純資産2.52億円
販売会社楽天証券・SBI証券・マネックス証券
Tracers S&P500ゴールドプラスの基本情報比

S&P500の一部とゴールド先物部分にレバレッジがかかっているのですが、コストは低く抑えられていると思います。ゴールドETFのGLDMの経費率は、0.18%となっているのでお得感はあります。しかし、先物運用を行う投資信託は米国短期金利などの影響を受けるため、実質コストはかなり高くなるのではないかと予想しています。

ただ、1年の運用期間後に発行される運用報告書を閲覧しないとはっきりしたことが言えないので、少し様子見は必要でしょう。

かいじゅう
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見た目コストに魅力はありそうです。次は特徴を見ていきましょう!

Tracers S&P500ゴールドプラスの特徴

S&P500(先物含む)と金(先物)を運用

Tracers S&P500ゴールドプラス交付目論見書から引用
かいじゅう
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ザックリいうとレバレッジ(先物)を活用して、上の比率に調整のようです。詳細を見ていきます。

米国株式 現物と先物の比率

Tracers S&P500ゴールドプラス交付目論見書から引用

交付目論見書や日興アセットマネジメントのHPを確認しましたが詳細な比率までは乗っていませんでした。設定された時の記事を調べてみると米国株式の現物85%として、残りの15%を証拠金として米国株式の先物と金先物を合わせて、米国株式100%+金100%の割合になるように調整すると書いてあるものや、米国株式現物を80%として、5%を証拠金に米国株式先物を20%、10%を証拠金に金先物100%、残りの5%を安全資産に充当して、米国株100%+金100%の割合にすると書いてあるものがありました。

どちらにせよそのくらいの比率で運用していき、米国株式100%+金100%の割合に近くなるように比率を調整していくということのようです。

かいじゅう
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変わったレバレッジの活用法ですね。次は金に分散する優位性を見ていきます。

米国株式100%+金100%の優位は?

リーマンショックとコロナショック時のチャート

SPYとGLDの比較チャート
トレーディングビュー提供:米国株式(SPY)とGLD(金)の比較チャート

先の指さしマークがリーマンショック、後の指さしがコロナショックのあたりになります。ETF同士の比較ですと、リーマンショック時は金自体も暴落していますが戻りも速かったようです。コロナショック時は、この大きさですと金の下落は見られませんが多少は下落しているはずです。株式と比べると、暴落耐性はやはり強いと思われます。

かいじゅう
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株式と分散する投資を行うのであれば、相性は良いと思います。

『有事の金』は健在か??

最近のGLDチャート
トーレーディングビュー提供:GLDチャート

よく昔から有事の際は金が値上がりする傾向にあると言われています。もともとは1962年のキューバ危機で紙幣が紙くず同然になることを恐れた人々が金は現物で価値が残ると考えたのが最初のようです。その後も戦争や紛争が勃発するたびに金が買われるということが起こっています。

直近のロシア・ウクライナの問題でも金価格は上昇していましたが現状は落ち着きを取り戻しています。今回のロシアとウクライナの問題でも様々な要因で株価下落のきっかけになったために金の優位性はあると思います。

戦争勃発→買いではなく、かいじゅうのような一般の投資家は平常時に金をある程度持っていて戦争で上昇した時に売却するやり方が自然で堅実なやり方かもしれません。ただ、どこまで上昇するかは戦争の状況次第です。現状もまだまだ継続するようそうですがGLDは下落して来ています。

かいじゅう
かいじゅう

金は混ぜた方が良いと思いますが絶対出ないという印象ですね。

まとめ

ここまで調べてある程度考えがまとまってきました。結論から言うと株式と金は別々で購入の方が都合が良いのではないか?ということです。VOOとGLD・GLDMといったように分けた方が金の利確がしやすく下落している株式を購入したりできます。投資信託1つで済むので手間が省けるといった点はこの投資信託は優れている点だと思います。

U違った性質をもつものを1つにまとめてしまうと、1つの商品で済むという利点はありますが売り時は難しくなります。また、株式100%+金100%の比率にした理由があいまいになっており、言及されていません。良いのか悪いのかは人によると思いますがかいじゅうは見送りになると思います。

かいじゅう
かいじゅう

かいじゅうは株式は株式で金は金が良いと思いました。

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