こんにちは、かいじゅうです。今回はダイワJ-REITオープン(毎月分配型)の記事です。
この投資信託は高利回りで毎月分配金が出るタイプの投資信託で楽天証券の買付ランキング9位(2022.8.13)ととても人気があります。高配当物はキャピタルゲイン狙いの株式などと比べるとリターンが劣ってしまうことが言われています。実際にどうなのか?国内のリートに投資妙味はあるのか探っていきます。
ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)にとうしするのであれば、松井証券がおすすめです。お得なキャンペーンも実施中ですので是非チェックしてみてください↓
※投資にはリスクがあります。投資はご自身の判断でご自身のリスクに合わせて行うようにしてください。
ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)の特徴
分配金は毎月出る。
分配月 | 分配金 |
2021年4月~2022年7月 | 60円 |
2015年5月~2021年3月 | 80円 |
2005年7月~2015年4月 | 60円 |
2005年7月までの分配金の推移を表にしました。コロナショック後は60円(税引き前)を安定して分配しています。年間で720円(税引き前)になりますので26.55%と非常に高いです。利回りはコロナショック前は、80円でした。
高配当株式のリターンが4%~5%程度で利回りを調整する方が多いので、桁が違う利回りです。コロナショック後の減配については次でも詳しく説明しますが、基準価額が下がりすぎてしまったために分配金を下げて対応となったようです。
高利回りでありますが比較的配当は安定して提供できています。メリットは十分にあると思います。
リートには高利回りの魅力があります。
投資信託まとめ記事はこちら
分配金についての注意点
目論見書の説明を見ていただければ一目瞭然なのですが、純資産の中から分配金を取り崩しているイメージになります。収益が出ていて右肩上がりの基準価額となっていればよいですがそうでなければ、基準価額は年々下がっていき年月を重ねるごとに減配をする可能性が大きくなります。
実際にこれを続けていくと基準価額が下がっていくわけです。実際に、配当金込みのチャートでは右肩上がりとなっていますが、分配金を除くと基準価額は年々下がっています。
注意点を見たうえで、ベンチマークのチャートを確認しましょう。
東証リートインデックスのチャート
かなり長期のチャートになります。これを見るとコロナショックでの大きな下落などもありますが10年ほどはボックス相場です。そうなってくると基準価額はやはり緩やかな右肩下がりとなっています。
2004年から分配金再投資を絶えず行っていれば2.9倍程度にはなったようです。しかし、分配金を再投資するということは税金分を払った金額を再投資することになり預けっぱなしの米国・全世界インデックスと比べると損をしてしまう部分もあります。
安定して収益をあげられるかがカギになってきそう。
S&P500指数との比較
これを見るとやはりS&P500指数がアウトパフォームします。上記で分配金再投資が2004年からの分配金再投資額は2.9倍程度となっていますが、SPYは株価だけで4倍近くのパフォーマンスがあるようですの、さらに分配金再投資となると資産拡大だけでいうとSPYです。
しかし、利回りが大きいということは配当金の金額が大きくなるので、そこで自由にお金を使えるという意味ではめり十かもしれません。
資産拡大ならSPYですね。次は基本情報のおさらいです。
ダイワJ-REITオープンの基本情報
銘柄名 | ダイワJ-REITオープン |
運用会社 | 大和アセットマネジメント |
基準価額 | 2,711円(2022.8.12) |
運用管理費用 | 年0.792% |
実質コスト | 年0.79% (2021.916.~2022.3.15) |
設定日 | 2004.5.18 |
純資産 | 4370.35億円 |
6ヵ月リターン | +11.57% |
楽天証券買い付けランキング | 9位 |
SBI証券販売金額ランキング | 7位 |
月次資金流入額(6月) | 約226億3600万円 |
2022年の6月にまとまった資金が流入したようです。やはり、株式相場とある程度連動するようなところがあるので基準価額が下がると資金が流入してきます。
そこまでコストは高くないですね。最後にまとめになります。
まとめ
資産形成期に向かない理由
資産形成期に分配金が払い出されてしまうと税金が自動的に引かれてしまいます。米国の投資信託の場合は、外国勢の部分は自動的に引かれているようですが、日本の物は引かれていません(すべてではないが)。これをしてしまうと再投資の手間が増えてしまうばかりか税金分の原資が減ってしまうのでデメリットになりやすいです。
自由にお金を振り分けされるという良さもありますが、資産形成期の方はかいじゅうのような素人の方が大半だと思いますので、逆に投資を考える機会がない方が成功すると思われます。
逆に資産形成期を過ぎてまとまった資金がある方は高利回りに期待して下落時に仕込む方もいるかもしれません。
株式との相性は比較的良好!?
株式のほかに配当金が出るリートに少し金額を入れておくことは、分散という意味ではいいかもしれません。しかし、暴落が起こった場合は株式と同じように下落していくので金や債券などの暴落時の戻りが早い資産のようなリスクヘッジにはなりにくいです。
Jリートですと収益より出している分配金が大きいために基準価額がマイナスになってしまうということが起こっています。あまりおすすめはできませんが、投資をしないよりはいいかもしれません。
全世界株などのインデックスは無難でよいですね。