こんにちは、かいじゅうです。今回はSBI日本株3.8倍ベアの記事です。
この投資信託は爆発的な力を秘めている投資信託ですが、設定来で-95.83%と逆に厳しい状況となってしまっています。しかし、楽天証券の買付ランキングは5位、SBI証券の販売金額ランキングも2位ととても人気があります。2022年初来で米国3指数が軒並み下落する中でなぜか日本株は好調を維持しています。
※投資にはリスクがあります。投資はご自身の判断でご自身のリスクに合わせて行うようにしてください。
かいじゅうも少額ですが日本の高配当株に投資を行っています。日本株は米国株よりも税制で有利ではありますし、配当金の使い道を自由に選択することが可能なため、投資を行っています。現在、値上がり益を保持した状態で配当金を得ることができています。日本株に投資するのであれば、松井証券がおすすめです。松井証券ではSBI3.8倍ベアも取り扱っており、最近米国株も取扱い銘柄が増えました。↓
SBI日本株3.8倍ベアの特徴
短気向きの商品であること
皆さんが投資しているS&P500指数に連動する投資信託や全世界株式投資信託のように時間をかければ、値上がり益を期待できるものではありません。現にこの投資信託は設定来で90%以上のマイナスとなっており、現在の基準価額が411円(2022.7.22)です。名前の通り3.8倍ベア商品になりますので、下落幅×3.8倍上昇します。
ベアファンドで下落トレンドであっても利益を上げることができること
通常は下落トレンドになれば株価は下がることになるわけですから、利益を生むことはありません。このベアファンドを活用すれば、下落トレンドであっても利益を上げることが可能になります。
SBI日本株4.3倍ブルや個別株の一斉下落時のリスクヘッジとして使用できること
SBI日本株3.8倍ベアと同じく人気があるSBI日本株4.3倍ブルという投資信託があります。4.3倍レバレッジ商品ということでリスクがとても高い商品になります。そのような商品と合わせて持つことで、下落時も資金の流動性をある程度保つことができます。米国株のレバレッジETFなどもそういった反対方向のレバレッジ商品が設定されている物があります。(SOXL↔SOXS、SPXL↔SPXSなど)
4.3倍ブル投資信託の説明はこちら↓
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損失が元本のみに限定されること
レバレッジ商品と聞くと追加証拠金などが必要と思われる方もいるかもしれませんが、そのようなリスクは全くなく投資信託を購入した元本のみにリスクが限定されます。そういった意味では、日本株が長く下落トレンドが続くような予想をしているのであれば、放置もありです。
当日の株価での取引を行うことができる
楽天証券で投資を行う場合は、その当日の14時40分までに手続きをすれば購入することができます。SBI証券では14時50分までに申し込みを行えばいいようです。
米国指数に連動する投資信託などは、必ず1営業日異常をまたいでの購入となる為、基準価額の価格が下がるのか上がるのかわかりません。日本株式に連動する投資信託であれば、その日のうちに約定するために下がったところでの投資を行うことができます。
SBI日本株3.8倍ベアの基本情報
銘柄名 | SBI日本株3.8倍ベア |
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
基準価額 | 411円(2022.7.22) |
運用管理費用 | 年0.913% |
実質コスト | 年1.051% (2021.3.17~2022.3.16) |
設定日 | 2020.3.17 |
純資産 | 100.95億円 |
レバレッジ倍率 | 3.8倍 |
年初来リターン | -16.96% |
販売会社 | 楽天証券・SBI証券・松井証券など9社 |
楽天証券買い付けランキング | 5位 |
SBI証券販売金額ランキング | 2位 |
月次資金流入額(6月) | -約29億1600万円 |
月次資金流入額は、マイナスになっています。下の日経225のチャートを見てもらうとわかるのですが、6月中旬から日経平均は上昇していたので、ベアは人気がなくなっていたようです。ここ数年はボックス相場で直近を見ても28,000円付近で上値が重い展開ですのでこれから人気になるかもしれません。また、米国NASDAQ100指数などが復調気配にあるので、連動して上昇する路線も考えられます。
また、ランキング上位はeMAXISslim全世界株式、S&P500及び復調気配のレバナスを抑えての上位ですので、かなり人気があります。さらに4.3倍ブルも人気になっており、リスクヘッジとして投資を行っている方もいるのではないかと思います。
SBI日本株3.8倍ベアで利益を上げる方法
レバレッジベアファンドで利益を上げるコツは以下の通りです。長期投資はレバレッジの倍数が大きいこととレバレッジ特有の減価リスクからおすすめはできません。利益を上げようとした時には、短期取引で小さい利益を積み重ねる方法がベストといえるでしょう。
レバレッジ特有の減価リスク
このように上げ下げを繰り返すとパフォーマンスが悪くなることがあります。高レバレッジですのでできるだけ投資期間を狭めて利益がでれば利確を徹底することができれば、リスクは最小化することができます。
長期投資に向かない理由
長期では基準価額が物語っているようにパフォーマンスがものすごく悪いです。下図はSBI日本株3.8倍ベア設定からの日経225のチャートですが、設定日が2020年3月ですのでコロナショック真っ只中であったたため、底からの回復で大きなマイナスとなってしまったようです。日経225と全く逆のチャートになっています。
日本株との相性は比較的良好
設定来のパフォーマンスは良くないですが、日本株と相性が悪いわけではありません。コロナショックからの回復以降はボックスとなっているので、短期間でのトレードには相性が良いと思います。
日経平均は米国指数と連動していた時期あり
直近は米国株の下落により、日経225とS&P500に乖離が出ていますが、それ以前は連動するような動きをする期間がありました。今後も米国株が上昇すると日本株もつれて上がるような現象がみられると思います。ある意味米国市場を見ていれば、日本株の動きはある程度予測できるかもしれません。そのような動きの時は投資判断に生かせると思います。
長い期間のチャート・償還は??
米国市場は長年右肩上がりを続けてきたので、短期トレードを行わなくとも長期で保有するだけで利益をとることができます。成長の鈍化は指摘されていますが、予想が必ずしも当たるとも限らないですし、それでも3%くらいの上昇と言われていますので、日本株よりは期待値が高いです。ただ日本株も状況次第では急騰・急落の可能性もあり、償還については不透明ではあります。今回のFOMC次第では米国株につれて日本株も上昇し、基準価額がさらに下落することも考えられます。限りなく価額が0円に近くなれば償還の可能性もあると思います。
日本株に短気で行う理由はないように思えますが、税制有利な面と上記にも書きましたが、タイムラグなしでの投資な可能なことはメリットです。
やはり、高レバレッジは難しさがあります。全世界株などのインデックスは無難でよいですね。
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