こんにちは、かいじゅうです。
今回はVIX連動ETF:1552について調べてみました。
米国市場は2023年に入り絶好調で6月に来て、年後半に金利低下を見込んで、ハイテク株を多く含むNASDAQ100指数が爆上げしています。逆にVIX指数はかなり下降気味でここ1年を見ても低水準となっています。ここでVIX指数に連動するETFの1552に投資をしておけば、かなり安値で仕込むことができるのではないかと考え調べてみましたが危険性が高いと感じたので投資は諦めることにしました。調べてことを記事にしています。
※投資にはリスクがあります。投資はご自身の判断でご自身のリスクに合わせて行うようにしてください。
※計算が普通に間違っていることがあります。
1552 国際のETF VIX短期先物指数とは
基準価額の変動率を、円換算したS&P 500 VIX短期先物指数(S&P 500 VIX Short-Term Futures Index Total Return)の変動率に一致させることを目指して運用を行います。 出典:国際のETF VIX短期先物指数 交付目論見書から
VIXとは
「VIX」とは、ボラティリティ・インデックス(Volatility Index)を指します。 VIX指数とは、CBOEがアメリカ の主要株価指数の1つであるS&P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出・公表するものであ り、将来の株式市場に対する投資家心理を示すものとして利用されています。数値が高いほど投資家が 相場の先行きに不透明感を持っているとされます。 出典:国際のETF VIX短期先物指数 交付目論見書から
恐怖指数とも呼ばれていますので、今後は株価が下落すると上がる可能性はあります。
1552 国際のETF VIX短期先物指数の基本情報(2023.6.12現在)
現在の株価 | 782円 |
設定日 | 2010年12月15日 |
経費率 | 0.396% |
年初来高値 | 1,482円(2023.3.20) |
年初来安値 | 775円(2023.6.9) |
基準価額 | 775円(2023.6.9) |
直近分配金 | 2円(2022.11.14) |
分配金利回り | 0.26% |
年初来騰落率(分配金再投資後) | -48.06% |
設定来リターン(分配金再投資後) | -99.97% |
分配金は出ていますが微々たるものです。年初来・設定来共に大きくマイナスです。
2024年2月に繰上償還が決定
委託会社は、当ファンドにつきまして、繰上償還および当該繰上償還にかかる投資信託 約款の重大な内容の変更(以下、「重大な約款変更」といいます。)を行うため、法令の 規定に従い書面決議の手続きを行うことを決定いたしました。当該書面決議においては、 2023年11月14日を基準日として設定し、当該基準日現在の受益者名簿上の受益者を、 当該書面決議における議決権を行使できる受益者と定めました。 なお、当該繰上償還および繰上償還にかかる重大な約款変更に関する書面決議が 可決された場合、2024年2月13日付で約款変更を実施、2024年2月14日を信託終了日 として繰上償還する予定であり、当ファンドは2021年11月10日以降、東京証券取引所 において監理銘柄(確認中)に指定されます。 国際のETF VIX短期先物指数 交付目論見書から
交付目論見書にこのような文言が記載されていました。米国市場は長期的に見れば右肩上がりなっているので、VIX指数に連動するとなると長期的に見ればそのETFは、下落傾向になってしまいますので運用を続けていくとが難しいと半出したというところでしょう。下のチャートで確認していきます。
繰上償還が決定しているので、長期では投資できません。
1552 国際のETF VIX短期先物指数とS&P500指数(VOO)チャート
上記のようにVOO(S&P500)が長期上昇路線ですので、1552(円換算VIX連動)は、マイナスになっています。
1552 国際のETF VIX短期先物指数とS&P500指数
出典:トレーディングビュー VOOと1552の比較
もう少し狭い期間のチャートです。株価急落局面ではVIXは急騰します。
1552 国際のETF VIX短期先物指数とVIX
1552は円換算と記載されていますので、為替影響等を受けて完全に連動はしません。
まとめ
個人的に投資を行おうと調べてみましたが、償還が近いこともあり断念しました。ある程度の期間積立をしてVIX急騰後、利確みたいな甘い考えをしていましたが2024年2月までに暴落や大きい下落来る可能性はなくはないですが、長期で取り組めない投資は厳しいかなと思いました。株式の暴落に備えられるヘッジ的な商品としては良いかなと思いましたし、期間を決めて投資を行える方であれば投資妙味はあるのではないでしょうか。かいじゅうは利確せずズルズル保有してしまいがちですので、身の程をわきまえ断念することにします。