こんにちは。かいじゅうです。
今回はかいじゅうが気になっている高レバレッジ投資信託で日本株を対象としたものを比べてみました。
どちらも4.3倍とレバナスの2倍以上のレバレッジがかかっている投資信託です。
結論はどちらも同じような投資信託かなという感じです。
4.3倍ブルのリスクヘッジとして3.8倍ベア投信もあります↓
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※投資にはリスクがあります。ご自身のリスク許容度に合わせて、ご自身の判断で投資を行うようにしてください。
※個別の銘柄を推奨するものではありません。
SBI日本株4.3倍ブル・楽天日本株4.3倍ブルに投資するなら、老舗の松井証券がおすすめです。最近米国株の取り扱いも増え便利になってきました↓
基本情報の比較
銘柄名 | SBI日本株4.3倍ブル | 楽天日本株4.3倍ブル |
運用会社 | SBIアセットマネジメント | 楽天投信投資顧問 |
基準価額(5/24) | 7,061円(前日比) | 10,123円 |
運用管理費用 | 年0.968% | 年1.243% |
実質コスト | 年1.076% (2020.12.8~2021.12.6) | 年1.442% (2020.6.16~2021.6.15) |
設定日 | 2017.12.19 | 2015.10.07 |
純資産 | 280.97億円 | 505.17億円 |
レバレッジ倍率 | 4.3倍 | 4.3倍 |
年初来リターン | -34.63% | -34.95% |
販売会社 | SBI証券など18社 | 楽天証券など24社 |
楽天証券買い付けランキング | 14位 | 5位 |
SBI証券ランキング | 7位 | 20位 |
月次資金流入額(4月) | +47億6900万円 | +74億0100万円 |
基本情報を並べてみました。違いは手数料がSBI日本株4.3倍ブルの方が、少し安いくらいです。それでも、eMAXISSlimS&P500の10倍程度と高く感じてしまいます。
しかし、レバレッジ商品に関しては手数料云々は、元の指数などがプラスになってくるとリターンもそれなりの額になってくる可能性が高いので安いに越したことはありませんがそこまで気にする必要はないでしょう。それよりも、自分自身が信じることができる”中身”に重点を置いてあげる必要があると思います。
パフォーマンスのあまり差がないもののSBI証券の方が少し下落率が低いので、手数料分かもしれません。どちらも日経平均株価の一日の値動きの4.3倍に連動するように運用されています。ベンチマークは指定はありませんがどちらも株価指数先物取引を積極的に運用する方針と書かれていて、値動きも同じような値動きをしていることから中身は同じようなものの可能性が高いでしょう。
4.3倍ともなると長期投資には抵抗が出てしまいます。
日経225のチャート
ベンチマークはこの投資信託にはありませんが、大きな傾向を探っていきます。
日経225は現在米国市場にひかれて下落基調ではあります。日本の高配当株式はそこまで下がっていない印象はありますが、じりじり下げている印象です。
そんな状況で日本株4.3倍ブルは人気があり純資産も着実に伸びてきています。4月の資金の流入額もどちらもかなり多く押し目買いが入っているように思えます。
個人的には投資信託は短期の売買には不向きだと思っているのですが、米国の指数に連動する投資信託よりは、その日の14時40分くらいが締め切りであり即日買うことができるので、日本株式に連動する投資信託の方が短期でも何とか勝負できると思います。
4.3倍投資信託の特徴
リスクは元本のみで追加証拠金などはなし
レバレッジと聞くと追加証拠金が必要と思う方もいるかもしれませんが、投資信託の場合は必要ありません。リスクは投資元本のみにかかってきますので、リスク許容度にあわせて投資を行いましょう。
レバレッジ特有の減価リスクと上昇した時の利益
レバレッジの倍数が2倍→3倍→4.3倍と上っていくにつれ、減価リスクもそれなりに高くなっていきます。しかし利益が上がった時の上昇率はすさまじく魅力があります。
日本株との相性は良い
購入タイミングは計りやすい
日本株の投資信託は、証券会社にもよりますが14時40分頃まで受付のところが多いです。つまり、その日の状況をみて投資を行うことができるので約定に2日~3日営業日がかかる米国株式や全世界株式に連動する投資信託よりも有利です。そもそも、それらは長期投資を目的したものであればそこまで気にする必要はありません。
4.3倍ブルなどレバレッジがかかった商品は、買うタイミングでリターンがかなり変わってきます。それは日時の4.3倍の値動きになってしまうからです。そういった意味では日本株に連動した投資信託はタイミングは比較的図りやすい。
日経平均は右肩上がりの市場ではない
日経平均は右肩上がりの市場ではないため、短期投資を狙った商品が人気になるのもわかる気がしています。長期保有できれば利益が上がる米国・全世界インデックス投資とは違い、長期保有しても利益が乗ってこないので短期で大きなリターンを狙うようになるのは当たり前の流れかもしれません。
まとめ
色々調べましたが、なかなか投資する気にはなれませんでした。違いについては、手数料くらいで差がありませんでした。
投資信託の目論見書に以下のような記述があります。
『株価指数先物の価格の変動により、基準価額が下落し、非常に大きな損失を被ることがあります。』それだけ危険性が高い投資信託いや投機信託?といえるかもしれません。
その他の情報として、日本株3.8倍ベア投資信託もかなり売れているようで、この先のアメリカ市場の混乱を見越して、買いに行っている方が多いのかもしれません。掲示板などには、管理のコメントも寄せられていて、人気があることが伺えます。
かいじゅうは投資しないと思いますが、皆様はいかがでしょうか?
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