こんにちは、かいじゅうです。
今回は日本株高配当ETF:1399について調べてみました。
※当ブログは個人の意見が含まれています。投資にはリスクがあります。投資はご自身の判断でご自身のリスクに合わせて行うようにしてください。
※計算が普通に間違っていることがあります。
1399 上場高配当低ボラティリティとは
MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数に採用されている銘柄 の株式に投資を行ない、MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数の 計算方法に従ってポートフォリオを構築し、原則としてそれを維持することにより、基準価 額が同指数の動きと高位に連動することをめざします。出典:日興アセットマネジメントHPから
MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数とは
MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数は、MSCI Inc.が開発した株式インデックスです。MSCIジャパンIMI指数*の構成銘柄のうち、金融関連銘柄および上場不動産投資信託証券を除く、一定の市場流動性を持ち配当利回りが比較的高い銘柄をユニバースとし、過去の値動きを数理モデルによって解析し、全体の値動きができるだけ抑えられるような投資比率に最適化した銘柄の組み合わせについてパフォーマンスを指数化したものです。出典:日興アセットマネジメントHPから
金融関連銘柄および上場不動産投資信託証券を除くというところは個人的には好きです。
ユニバースって、似たような物の集合体という意味なんですね。
1399 上場高配当低ボラティリティの基本情報(2023.5.25現在)
現在の株価 | 1,779円 |
設定日 | 2015/11/30 |
経費率 | 0.385% |
年初来高値 | 1,800円(2023.5.23) |
年初来安値 | 1,551円(2023.1.16) |
基準価額 | 176,559円(2023.5.26) |
直近分配金 | 2,280円(2023.4.10) |
分配金利回り | 2.82% |
年初来騰落率(分配金再投資後) | 12.51% |
設定来リターン(分配金再投資後) | 47.06% |
比較的新しいETFですね。低ボラテリティ銘柄を見ていきましょう。
1399 上場高配当低ボラティリティの上位組み入れ銘柄(2023.4.28)
ティッカー | 銘柄名 | 比率(%) | 配当金利回り(%) | |
1 | 2784 | アルフレッサ・HD | 1.15 | 2.65 |
2 | 7459 | メディパル・HD | 1.13 | 2.05 |
3 | 1802 | 大林組 | 1.10 | 1.79 |
4 | 1803 | 清水建設 | 1.09 | 2.42 |
5 | 9503 | 関西電力 | 1.09 | 3.13 |
6 | 2670 | ABCマート | 1.08 | 2.22 |
7 | 2651 | ローソン | 1.07 | 2.40 |
8 | 4536 | 参天製菓 | 1.07 | 2.48 |
9 | 4739 | 伊藤忠テクノソリューションズ | 1.07 | 2.26 |
10 | 1812 | 鹿島建設 | 1.07 | 3.40 |
全131銘柄 | 10銘柄で10.92% |
銘柄数は131銘柄と組み入れ数は多めで、一つの銘柄の比率が最高でも1.15%と低いことから、個別株のリスクは低減していると思われます。次はセクター銘柄を見ていくことで、どのようにボラテリティを抑えているか見ていきましょう。
4月末の段階から市場全体が上昇したので現状は変化があったかもしれません。
1399 上場高配当低ボラティリティのセクター比率(2023)
セクター | 比率(%) |
化学 | 11.56 |
建設業 | 10.65 |
電気機器 | 10.60 |
卸売業 | 8.30 |
情報・通信業 | 7.52 |
小売業 | 7.36 |
電気・ガス業 | 5.03 |
不動産業 | 4.69 |
食料品 | 3.99 |
医薬品 | 3.86 |
計73.56% |
セクター比率も特にディフェンシブなセクターによることもなく、景気敏感なセクターによることもなくといった状況でしょうか。一番比率の多い化学セクターは景気敏感セクターですが、10%を超えるくらいであり、ディフェンシブセクターである電気や食料品店医薬品なども含まれているようですので、特にセクターだけで決まられている指数ではないようです。配当利回りが比較的高い銘柄を選ぶと指数のところにあるので、そうなってくると比較的高い銘柄とは景気敏感なセクターの銘柄だったりするのかもしれません。
個人的には他のETFにありがちな銀行株が入っていないのでそこが大きな違いかもしれません。
1399 上場高配当低ボラティリティ分配金
分配金年月 | 金額(円) |
2023.4 | 22.8 |
2023.1 | 4.3 |
2022.10 | 18.50 |
2022.7 | 4.50 |
2022.4 | 21.60 |
2022.1 | 3.20 |
2021.10 | 16.80 |
2021.7 | 4.40 |
2021.4 | 18.30 |
2021.1 | 1.90 |
2020.10 | 12.70 |
2020.7 | 0 |
2020.4 | 20.80 |
2020.1 | 2.2 |
2019.10 | 18.40 |
2019.7 | 2.50 |
2019.4 | 19.80 |
2019.1 | 1.70 |
累計 | 円 |
配当自体は比較的に安定しています。チャートはどうでしょう??
チャート
低ボラティリティという割には価格の上限が激しい。利回りも低いので現状は優位性はないかも。