こんにちは、かいじゅうです。今回は、レバレッジ投資信託の中でかなりの変わり種楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(以下USA360)の紹介です。
この投資信託はみんなが大好きなレバナスと相性が良く、かいじゅうが良く見ているYOUTUBERの方が良く紹介しています。
楽天証券の中では、レバレッジと検索した中では人気は4番目で中々人気がありますが、買い付けランキング78位となっています。
ちなみにレバナスは大和が10位、楽天が12位ととなっています。
楽天VTIの純資産約4651億円と比べると、USA360純資産は約140億円とあまり伸びていません。
この投資信託は通常のレバレッジ投資信託と違い債券部分にのみレバレッジをかけているので、どのような特徴があるのかと今後展望について書いていきます。
USA360の特徴
特徴は何といってもその運用方法にあります。
90%をVTI(ETF)に投資を行います。この部分にはレバレッジはかかっていません。
残りの10%の部分にレバレッジをかけて、270%で債権を運用します。
2021年8月の目論見書には84%がETFでその他の部分が16%でした。
その他の部分の内容は、アメリカ10年債に133.6%、アメリカ5年債に133.6%、米国株先物に6パーセントという内容でした。
その時々によって、ある程度の誤差はあると考えられます
USA360の基本情報
管理費用 | 0.4945% |
実質コスト | 0.690%(2020年8月~2021年8月) |
設定日 | 2019年11月5日 |
設定来高値 | 17,351円(2021年12月28日) |
設定来安値 | 8,695円(2020年3月19日) |
現在の基準価額 | 14,539円(2022年2月25日) |
純資産 | 140.99億円 |
同じVTIを運用する投資信託の楽天VTIと比べると、債券部分にレバレッジをきかせているために管理費用は高目になっています。
債券部分が大きくなるためにコロナショックでの下落は楽天VTIと比べてマイルドでした。債権を含む強みが出たといえるでしょう。
ここ1年のパフォーマンスを比較すると、楽天VTI+15.59%に対してUSA360は-1.28%となっています。
これは、債券部分のパフォーマンスに差がでたことと、微々たるものではあるものの管理費用によるものがあると考えられます。
債券に関しては、株式と比較すると安全資産として認知されていて、価格の変動率は小さいため長期的に見ると安定する可能性が高いのですが、管理費用の高さは5年、10年、15年と続けていくと痛手となる可能性があります。
また、管理費用が高い割にはレバナスなどのように株式部分にレバレッジかけて運用を行っていないので、高いリターンを得られる若ではなさそうです。
レバレッジ部分は、リスクをとってリターンをとるために効かせるわけではなく、より値動きをマイルドにする狙いがあるからです。
短期的な見通し
短期を見ると、2022年の3月から利上げが予定されているため、債券価格は下落します。金利が上がれば、債券価格は下落するためです。
そうなると、ここ一年間はおそらく基準価額はあがるのは難しいかもしれません。90%を占めるVTI自体も専門家の中には±0%くらいのパフォーマンスになるのではないかと予想されています。
債券部分は下がり、株式部分も成長がないとなると基準価額は上昇はあまり期待できなさそうです。
その後の展開として、株価が急落となれば資金が債券に瞬間的に移行することが考えられます。
長期的な見通し
長期目線でみると、基準価額が下がることは単純に安く買い集めるチャンスと言えるでしょう。
また、債券部分も長期的に見れば、金利が上がるわけですからり、利回りの上昇も期待できます。
債券部分は、価額の変動をマイルドにする狙いがあるので上昇を期待しなくても、長期の価額の安定には寄与してくれそうです。
かいじゅうは投資を行うか
もしかしたら、投資を行うかもしれませんがそこまで大金を持っているわけでもないので、もう少しリスクをとっていってもよいと思っています。
また、積立するのであれば暴落時以外は、単純に楽天VTIの方がパフォーマンスは良くなるのでVTIでよいと思います。
また、レバレッジをかけるのであればレバナスや他のレバレッジ商品の方がかいじゅうにはあっていると思います。
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※投資は、それぞれのリスク許容度に応じて自分自身の判断でお願いします。自分自身のお金であることは忘れないように投資を行うのが良いと思います。
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