こんにちは、かいじゅうです。今回は3倍レバレッジETF:DRNについて調べてみました。
コロナショックやリーマンショックを超える暴落が来ると言われ続けて、ついに8月まで来てしまいました。最近ではリーマンショックで有名になったマイケル・バーリ―まで暴落が来ると脅かしてきています。本当に暴落は来るのでしょうか??
かいじゅう自身は、暴落→3倍レバレッジETFに投資→大儲け(笑)という作戦も考えましたが、暴落自体が来ないので指値がことごとく失効しています。もし暴落が来るとなれば、VTIやVOOなどの指数を買っていくのは定石ですが、資金力がないのであれば3倍レバレッジETFも一つの手段であると思います。もちろんそれなりのリスクもあるので、ご自身の判断でお願いします。
※投資にはリスクがあります。投資はご自身の判断でご自身のリスクに合わせて行うようにしてください。
Direxion デイリー リアルエステート ブル3倍 ETFとは
MSCI米国REIT指数の300%のパフォーマンス(手数料および経費控除前)に連動する投資成果を目指している。ベンチマークは、Real Estate Select Sector指数です。
米国リートの今後
リートの特徴
暴落時には真っ先に売られる
リートと言えば不動産のことですが、倉庫、ショッピングモール、戸建て、共同住宅など色々な種類があります。不動産ということもあって、暴落時には金や債券などの安全資産と比べて真っ先に売られてしまい下落してしまうという特徴があります。逆に言えば、暴落→金融緩和・金利の低下→上昇となることで過去リーマンショック時からは上昇トレンドを続けてきました。
一時は株式と遜色ないパフォーマンスを見せていた時期もありましたが、コロナショック後は戻るが少し悪い為株式に圧倒されています。
金利下降や金融緩和で上昇し、金利上昇や金融引き締めで下落
不動産と言えば『バブル期』に強いと言われています。金利の低下や金融緩和政策により、お金が市場に多く出回っている状況であると行き場を失ったお金が不動産に流入する量が多くなるため、上昇すると思われます。また、景気が良くなると不動産を積極的に活用する人たちが増えるので上昇します。
逆に金融引き締めの段階になると、不動産は需要がなくなり、銀行なども貸し渋りにもつながり、借り入れコストの増大などで全体のパフォーマンスが落ちてくることが考えられます。
景気に左右される資産だということがわかりました。株式と比べてみます。
S&P500(大型株)とReal Estate Select Sector指数(XLRE)の比較
ここ数年の期間を切り取ると株式の方がパフォーマンスが良いですね。
SPXL(S&P500指数3倍レバレッジ)との比較
せっかくレバレッジというリスクをとるのであれば、現状ではSPXLのようです。
SPXLについて詳しく知りたい方はこちら↓
【3倍レバレッジETF】SPXLに投資はやめとけ!!ジュニアNISAについても考察!!
Direxion デイリー リアルエステート ブル3倍 ETF:DRN の基本情報
現在の株価(ドル) | 19.62 |
設定日 | 2009.7.16 |
経費率 | 0.95% |
52週高値(ドル) | 31.01 |
52週安値(ドル) | 12.07 |
年初来リターン | -34.98% |
5年リターン | +1.55% |
配当利回り | 0.91% |
最近のリターンは芳しくありません。配当については3倍レバレッジですので期待できません。
次は比較チャートを見てみましょう。
Direxion デイリー リアルエステート ブル3倍 ETF:DRNのチャート
Direxion デイリー リアルエステート ブル3倍 ETF:DRNのチャート
コロナショックで大きく下落後は回復しています。現在は3倍レバレッジということもありコロナ前の水準には届いていません。やはり株式と同じようなチャートになっています。
レバレッジなしとも比べてみましょう。
レバなしとのチャート比較(レバレッジ=リスクをとることにうまみがあるか?)
今のところ3倍レバレッジでなくともいい気がしています。あまりレバレッジのリスクを取る意味がありません。ただし、短気で見れば下落幅が多く使えそうです。
他資産との比較
この期間で見てもおそらくもっと長い期間で見ても間違いなく株式のリターンが良いと思います。最近ですと金ですが、もっと長いチャートであればリートの方がパフォーマンスは良いかもしれません。
暴落に弱いとなるとリートは選びにくいかもしれません。
Direxion デイリー リアルエステート ブル3倍 ETF:DRNの上位構成銘柄
銘柄名 | 比率(%) | |
1 | アメリカン・タワー | 12.73 |
2 | プロロジス・リート | 9.34 |
3 | クラウンキャッスルインターナショナル | 7.82 |
4 | エクイニクス・リート | 6.41 |
5 | パブリックストレージリート | 5.12 |
6 | 不動産所得リート | 4.40 |
7 | ウェルタワー株式会社 | 4.01 |
8 | デジタルリアルティリート | 3.96 |
9 | SBA コミュニケーションズ | 3.70 |
10 | サイモン・プロパティ・グループ・リート | 3.34 |
はっきり言いますとよくわかりませんでした。アメリカンタワーは、電波塔や携帯通信の基地局など、無線通信インフラのリースを行う不動産投資のようです。
3倍レバレッジとの相性は??
リートの一つの醍醐味としては高利回りでの配当があげられますが、3倍レバレッジにすることで配当は1%以下となり期待はできません。一つ言えるのは、下落幅が3倍レバレッジの中でも暴落時には真っ先に売られ下落幅が大きい分リバウンドで利益を出せる可能性は高いかもしれません。ただ、タイミング投資は長年市場に携わった人間でも難しいと言われているのでおすすめできません。長期異常で持つのであれば、リートよりもSPXLなどの株式に3倍レバレッジをかけたものの方がいいかもしれません。
暴落前であれば、3倍ベア型のDRVもありますのでマイケル・バーリ―並みの爆益も来たできる?かもしれません。
かいじゅう的には、投資の難しさが感じされる商品でした。
[…] DRN […]