こんにちは、かいじゅうです。今回はレバレッジ投資信託:楽天日本新興市場株ダブル・ブルについて調べてみました。
株式市場は、3月中旬の調整を無事切り抜けて、米国主要3指数はダウントレンドからのアップトレンドへの変換をしました。
今後の株式市場は、次回の利上げ幅とQTの時期が焦点となりそうですが、読めない部分はありますが、2022年終わってみれば上昇相場だったなんてことになりそうです。
今回は、意外と強かった日本株の中でかなりやられている新興市場にレバレッジをかけるという破天荒な投資信託の紹介をします。
かいじゅうは、ネオモバイル証券を使用し日本の高配当株投資を少額で行っています。日本株は、NASDAQ指数に連想する形で上がり下がりがあるので、動きが読みやすい側面があります。
最近、動きが読みやすいのであれば日本株の指数に連想する投資信託であれば、約定もその日になりますし確実に少額をとっていけるかも!という安易な考えで調べてみました。
かいじゅうが投資している日本高配当株はこちら↓
基本情報
投資信託名 | 楽天日本新興市場株ダブル・ブル |
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
設定日 | 2016年12月7日 |
現在の基準価額 | 3,396円(2022.3.23) |
設定来高値 設定来安値 | 20,344円(2018.1.24) 2,604円(2020.3.19) |
管理費用(実質コスト) | 1.683%(2.008%) |
設定来リターン | -66.04% |
ベンチマークは東証マザーズ指数のようで、先物を利用することでレバレッジをかけています。
設定来のリターンは-66.04%とあまり芳しくありません。
コロナショックでは設定来安値の2,604円をつけています。
この時点で投資は厳しいかもしれないと予想ができます。
コストも高めで設定来リターンはマイナスです。東証マザースのチャートを確認しましょう。
東証マザースのチャート
新興市場ということもあり、ボラティリティが非常に高いことがわかります。また、年初からのNASDAQの下落に合わせるように下落していますが、NASDAQ以上に下落幅があるように見えます。
これに2倍レバレッジがかかってきて、さらに手数料で年率で約2%程度引かれてしまいます。さらに日本市場は成長する市場ではなく長い間横ばいのボックス相場となっており、キャピタルゲインを狙う投資対象としては微妙な対象となっていると思います。
手間はかかりますが、短期投資であれば利益を上げられる可能性があります。
東証マザース上位組み入れ銘柄
コード | 銘柄名 | 業種 |
4385 | メルカリ | 情報通信業 |
4194 | ビジョナル | 情報通信業 |
4478 | フリー | 情報通信業 |
4565 | そーせいグループ | 医薬品 |
2160 | ジーエヌアイグループ | 医薬品 |
4592 | サンパイオ | 医薬品 |
7342 | ウェルスナビ | 証券・先物取引業 |
2158 | FRONTEO | サービス業 |
4180 | Appier Group | 情報通信業 |
4480 | メドレー | 情報通信業 |
参考までに上位10銘柄を書き出してみました。
メルカリなどはなじみの深い銘柄かもしれません。株式に詳しくないと知らない銘柄が多そうです。
特にメルカリなどは、下落した時にはニュースになることもあるので上がり下がりが大きい銘柄なのかもしれないですね。
メルカリは有名ですが、これからまだまだ伸びるかもしれません。
かいじゅうの投資判断
かいじゅうは投資信託で投資を行うなら、基本積立投資が良いと考えています。
投資信託によるインデックス積立であれば、メンテナンスフリーで手間がかからないからです。
投資信託×レバレッジは手数料の観点からも、少し愛称が悪い気がしています。特にこの商品はレバレッジが2倍にもかかわらず、実質コストが2%を超えています。
新興市場×レバレッジということで、ボラティリティが高い市場指数にさらにレバレッジをかけるというのは、危険に感じています。
リスクが大きいのでリターンも多きくなりますが、手数料が高く長期で見たときに右肩上がりの市場ではないので、リスクとリターンは釣り合わない気がしています。
投資信託であるのに、メンテナンスフリーとはいいがたくコストも高いとなると、短期勝負での商品となると思いますが、それであれば長期でも持てて短期でも勝負できるレバナスやもっと高レバレッジであるけれどコストが安い楽天日本株4.3倍ブルの方が良いと思います。
レバナス、楽天日本株4.3倍ブル関連の記事はこちら↓
かいじゅう的には、投資を見送り大幅に下落した時には、かいじゅうのその時のリスク許容度にあわせて、普通にインデックス投資を行うか、心地よいレバレッジ(リスク)を選びます。
今後も、気になる銘柄があったら、調べてみたいと思います。