どこまでが自閉症スペクトラムなの??
自閉症スペクトラムとそうでない人の間には明確な境界はないそうよ。
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かいじゅうと旦那くんの間で冒頭のような会話になったことがあったので、自閉症の境界線について簡単に説明していきます。
自閉症スペクトラムとは
上の画像のようにむすこさんは自分の行動が何が原因で人を怒らせてしまったのか察しがつきにくいことがあります。
逆にむすこさんが怒ってもおかしくない場面でも異常なまでのやさしさが垣間見えることがあります。
このように他人の表情から感情を理解することができなかったり、感情のコントロールができない、物事に集中しすぎてしまうなどの特徴がみられる発達障害のことを言います。
自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群などの総称を自閉症スペクトラムといいます。また、コミュニケーション能力が苦手だったり、こだわりが強いなどの特徴があります。
スペクトラムとは、この症状が光のスペクトルのように多様に見えながらも連続しているということからつけられているそうです。
実際、自閉症スペクトラムの特性についてはその人によってさまざまであり、同じ診断名であっても違う特性を持っていたりすることもあります。
しかし、そんな多様な特性がある一方で上の3つの間には、明確な境界線を引くことが難しいため、最新のDSMでは一つの連続するものとしてとらえることが提唱されています。
自閉症とそうでない人の境界もまた難しい
自閉症スペクトラム指数(AQ)というものがあるそうで、そのテストを一般の人に受けさせたところ明確にアスペルガー症候群である人とそうでない人を分ける結果にならないそうです。
むすこさんの場合も自閉症の特性が強くなかったので、自閉症の特性がみられるねくらいの内容だったと思います。初期で診断を受けたことは幸運だったかもしれません。
自閉症困ったときに表面化する
実際に自閉症スペクトラムの特徴を持っている方は、10%に及ぶらしいです。
支援の仕組みが確立されているところでは、診断を受けることができる子供が多いそうです。
実際にその特性によって困ることがなければ受診に至らなかったり、特性に気が付きながらも受診をしない親御さんもいるのではないでしょうか?
その自閉症の特性が表面化せずに人生を過ごしせてしまう場合もあるかと思いますが、ここ最近大人になってその特性が表面化する場合があると聞きます。
療育の観点からも、なるべく早期に初めてその子にあった対策やプランを練っていくことが家族の幸せにつながることが多いと思います。
最後に
旦那くんも『成長が遅いだけだ』『気のせいだよ』といっていた時期もありましたが、医師や療育者の話を聞いたり、自分で勉強することで考え方は変わっていきました。
今では、『もしかしたら療育や対策意味がないかもしれないけど、やっておいた方が良いいよね』と理解を示してくれるようになっています。
むすこさんが成長していく過程で困難は予想されるならば、親として時間はかけるべきだと感じています。