こんにちは、かいじゅうです。今回は3倍レバレッジETF:TNAについて調べてみました。
Direxion デイリー 米国小型株 ブル3倍 ETF:TNAについて調べてみました。インフレの底打ち期待から小型株の指数であるラッセル2000が上昇しています。もし、米国市場が底入れをしたのであれば3倍レバレッジETFで爆益をあげるチャンスになります。この状況ではまだ投資を行うのは厳しいと思いますが、タイミングを逃さないために調べてみました。
※レバレッジ商品はリターンを最大化する一方でリスクも最大化してしまう特性がありますので、商品の特性をよく理解した上での投資をおすすめいたします。
※投資にはリスクがあります。投資はご自身の判断でご自身のリスクに合わせて行うようにしてください。
Direxion デイリー 米国小型株 ブル3倍 ETF:TNAとは
Direxion デイリー 米国小型株 ブル3倍 ETF(DIREXION DAILY SMALL CAP BULL 3X SHARES)は、ラッセル2000インデックスの300%のパフォーマンス(手数料および経費控除前)に連動する投資成果を目指している。
ラッセル2000とは
ラッセル2000指数(Russell 2000 Index)は、ラッセル3000種指数の2000小型株で構成。構成銘柄の時価総額は合わせて、ラッセル3000種指数の8%を占める。リアルタイム価格は1986年12月31日を基準日とし、その日の時価総額を135.00として算出される。日次最終価格は1978年12月29日を基準日とし、その日の時価総額を100.00として算出される。
小型株指数の3倍レバレッジですね。小型株はどうでしょうか??
小型株の今後
小型株の懸念事項
バンガード社の10年後の株式リターン予想では、小型株は年率+3.2%となっています。しかし、グロース株は年率+0.1%とあまり成長が見られません。この予想では、米国株自体の成長が鈍化する見通しとなっているため、全世界株式や新興国株式に目を向けてもいいかもしれません。
小型株の特徴
小型株の特徴として、状況が悪くなると資金が抜けやすい特徴があります。例えば、2021年の金融緩和終了時にも先に小型株から資金が抜けたというようなことがありました。ですので、リスクオフとなると真っ先に資金が抜けて株が下落してしまいます。逆に小型株に資金が流入しているようであれば、状況は悪くないといえるかもしれません。
また、小型株は機関投資家たちの目が届かないため、割安で放置されるなど利益を上げやすいとも言われています。個人的にはこれは難しいと思っていますが、過去に大型株となった企業も最初から大型株だったわけではないので小型株のうちに目を付けられれば、テスラのように大化けする可能性もあるようです。
同じようなリターン予想でボラが高いなら投資は控えることになりそう。
S&P500(大型株)とラッセル2000小型株
これをみると長期投資を行うのであればVTIやS&P500に負けてしまいます。注目してほしいのが矢印の部分です。ここが最大の強みではないでしょうか?短期勝負である3倍レバレッジと掛け合わせるとリスクも最大化しまいますが、爆益を短期間で得ることができる可能性も秘めています。
相場観・状況判断・情報収集能力など投資の能力が問われそうですね。
SPXL(S&P500指数3倍レバレッジ)との比較
これをみると3倍レバレッジでもS&P500(大型株)が有利は揺るがないですね。TNAは使いどころが難しいETFかもしれません。小型株の成長次第ですのでリターンは変わってくる可能性はあります。
SPXLについて詳しく知りたい方はこちら↓
【3倍レバレッジETF】SPXLに投資はやめとけ!!ジュニアNISAについても考察!!
小型株ブームは来るのでしょうか??
Direxion デイリー 米国小型株 ブル3倍 ETF:TNAの基本情報
現在の株価(ドル) | 40.32 |
設定日 | 2008年11月5日 |
経費率 | 0.90% |
52週高値(ドル) | 114.310 |
52週安値(ドル) | 29.1996 |
年初来リターン | -52.42% |
5年リターン | -7.41% |
他よりも経費率は気持ち安いですね。しっかり下落しています。
Direxion デイリー 米国小型株 ブル3倍 ETF:TNAのチャート
TNAのチャート
一応成長性はあるようです。悪くはないけど、もっと良いものがある印象です。
レバなしとのチャート比較(レバレッジ=リスクをとることにうまみがあるか?)
下落時に投資を行えば、単純に日時の3倍下落してくれるので利益を最大化することはできそうです。リスクも隣り合わせとなってしまうので注意が必要です。他の3倍レバレッジETFの場合は投資を行うタイミングが命です。通常の投資でおタイミングは重要ですがさらにシビアになってくる印象はあります。
短期の勝負であれば、使えるかもしれない。損切の設定は必須ですね。
Direxion デイリー 米国小型株 ブル3倍 ETF:TNAの上位構成銘柄
銘柄名 | 比率(%) | |
1 | バイオヘブン・ファーマシューティカル・ホールディングス | 0.38 |
2 | ショックウェーブ・メディカル | 0.30 |
3 | ハロザイム・セラピューティクス | 0.28 |
4 | RBCベアリングス | 0.26 |
5 | マーフィーUSA | 0.25 |
6 | サウス・ステート | 0.25 |
7 | チャート・インダストリーズ | 0.25 |
8 | セールポイント・テクノロジーズ | 0.24 |
9 | テキサスロードハウス | 0.24 |
10 | マタドール・リソーシズ | 0.23 |
恥ずかしながら知らない銘柄が多かったです。投資は行えないですね。
3倍レバレッジとの相性は??
元々の指数がボラティリティが高いのでそこに3倍レバレッジをかけることでさらにジェットコースター化してしまっています。しかし、一度トレンドを掴むことができれば、3倍レバレッジの恩恵を真っ向から受けることができます。
個人的には買うことはないと思いました。ほかにもっと良い投資対象がある為です。
レバなしインデックス積立が基本ですね。レバレッジは投資のスパイスに!!