こんにちは、かいじゅうです。3倍レバレッジETF:DFENについて調べてみました。
今回は、米国の航空宇宙・防衛指数に3倍レバレッジをかけたETFの紹介です。ものすごくマイナーなETFでパフォーマンスにおいても微妙です。しかし、こういった時にいろいろな投資対象に目を向けておくのも必要だと思いますので調べてみました。過去に記事にした3倍レバレッジETFは一覧にしてありますので興味のある方は覗いてみてください。
※投資にはリスクがあります。投資はご自身の判断でご自身のリスクに合わせて行うようにしてください。
DFENとは
Direxion デイリー エアロスペース・アンド・ディフェンス・ブル3Xシェアーズ(Direxion Daily Aerospace & Defense Bull 3X Shares)は、ダウ・ジョーンズ・U.S.セレクト・エアロスペース・アンド・ディフェンス指数の300%のパフォーマンス(手数料および経費控除前)に連動する投資成果を目指している
これだけではよくわかりませんね。上位構成銘柄を見てみましょう。
DFENの上位構成銘柄
銘柄名 | 比率(%) | |
1 | レイセオン・テクノロジー | 21.22 |
2 | ロッキード・マーチン | 15.74 |
3 | ボーイング | 7.23 |
4 | ハウメット・エアロスペース | 4.58 |
5 | ノースロップ・グラマン | 4.57 |
6 | トランスダイム・グループ | 4.56 |
7 | L3ハリス・テクノロジーズ | 4.48 |
8 | ゼネラル・ダイナミクス | 4.41 |
9 | テキストロン | 4.29 |
10 | ハンティントン・インガルス・インダストリーズ | 2.85 |
上位10銘柄のみで75%程度の比率となっています。悪く言えばETFの癖に分散が効いていないと言えますが、よく言えばこの指数に手間をかけずに集中投資ができます。良し悪しは投資考えている方が判断すればよいと思います。上位5社まで調べてみましたが全て航空宇宙関連の企業でした。
現状と今後について考えていきましょう。
DFENの現状と今後
DFENのチャート
現状は状態があまりよくありません。コロナショック以降は航空需要の落ち込みもあり株価はパットない状況が続いています。ここのところ航空業界のガイダンスなどの良い話が出てきているので供給側の株かも回復する可能性もあります。コロナ関連のニュース次第かもしれません。
3倍レバレッジですので下がり幅もすごいですね。
SPXL(S&P500指数3倍レバレッジ)との比較
なんとレバレッジなしのSPYにも負けてしまっていますが、状況が良くないだけで決定的な良いニュースが飛び出すと指数をアウトパフォームできるだけの力はあると思います。良いニュースとは例えばコロナ完全克服とかがあげられます。
現状は良くないですが、急激に回復する可能性も秘めていると思います。
Direxion デイリー の基本情報
現在の株価(ドル) | 18.17(2022.8.5 0時ごろ) |
設定日 | 2017.5.3 |
経費率 | 0.95% |
52週高値(ドル) | 24.45 |
52週安値(ドル) | 12.47 |
年初来リターン | -2.62% |
5年リターン | -9.97% |
年初来、5年切り取るとあまりマイナスはないように見えますが、上昇していた1年、3年切り取ると20パーセント以上のマイナスとなっています。
株価が低迷している時に買っておくのもありだけで、上がりそうなタイミングがベスト。
レバなしとのチャート比較(レバレッジ=リスクをとることにうまみがあるか?)
やはり、大きな下落を食らうとそれなりの下げになってしまいますね。
3倍レバレッジとの相性は??
3倍レバレッジとの相性はまずまずで今後は急上昇の可能性も含んでいます。しかし、すぐにというわけでは無さそうです。地政学的リスクやコロナ関連のニュースに左右されてしまいそうですので、タイミングが計れる方は一気にチャンスと見たら投資を行うのもありかと思います。
基本的にはタイミングを読むのが難しすぎるという印象です。おそらくいいニュースが入るころには機関投資家がだいぶ買ってしまいある程度株価が上がってしまっていると思います。
かいじゅうのような素人個人投資家は静観します。
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