こんにちは、かいじゅうです。今回はレバレッジETF:ERXについて調べてみました。
※投資にはリスクがあります。投資はご自身の判断でご自身のリスクに合わせて行うようにしてください。
Direxion デイリー エネルギー株 ブル 2倍 ETF:ERXとは
エネルギー・セレクト・セクター指数の200%のパフォーマンス(手数料および経費控除前)に連動する投資成果を目指している。
VDEのレバレッジと考えていいと思います。
エネルギー株の今後
エネルギー株の状況
原油先物とVDE(エネルギー株ETF)は、切り取る時期にもよりますがある程度相関関係にあるようです。原油先物が最近は様々な原因により、上がっていたのでエネルギー株にとっては良い状況でした。つい8月3日に小幅ながらOPECが増産に合意したことでエネルギー株は寄りから下がっています。
原油高がエネルギー株優位の状況を作っています。
S&P500(大型株)と石油株のパフォーマンス比較
この期間で見ると原油高を追い風にエネルギーセクターETFのVDEは、S&P500指数よりパフォーマンスが良く全体的に状況が良くない米国市場の主役となっています。良くも悪くも原油価格次第ですので、原油の増産が決まれば一気に下落することも考えられます。
(S&P500指数倍2倍レバレッジ)との比較
長期比較
長期比較するとS&P500は近年はコロナショックで躓きましたが、上昇を続けてきたのでS&P500が上回っています。
短気比較
短気で見ると、原油高の影響で利益が良くなっているエネルギー株ETFがS&P500をアウトパフォームしています。最近の原油増産に関連するニュースを見てもまだ原油高は解消されないと考えられるので、この状況はしばらくつづくことが予想されます。
しかし、今後の展開次第で一気に下落なんてこともあり得るので注意が必要です。
今年はエネルギー株が強かった。個別株で持つのは怖いのでETFはいいですね。
Direxion デイリー エネルギー株 ブル 2倍 ETF:ERXの基本情報
現在の株価(ドル) | 53.05 |
設定日 | 2008.11.06 |
経費率 | 0.94% |
52週高値(ドル) | 80.27 |
52週安値(ドル) | 19.53 |
年初来リターン | +81.55% |
5年リターン | -26.20% |
直近配当利回り | 2.88% |
経費率は、他のレバレッジETFと変わりなく平均的なものだと思います。エネルギーセクターはキャピタルだけでなく、インカムゲインも魅力の一つではあります。そこそこの利回りとなっていますが、VDEの利回りが大体3.7%程度ですので、レバレッジをかけると配当は減るようです。
長い目で見るとマイナスですが、直近で見るとトレンドが来ています。
Direxion デイリー エネルギー株 ブル 2倍 ETF:ERXのチャート
ERXの長期チャート
この大きさで見ると、長期投資には向いていないことがわかります。上で短期のチャートを貼りましたが、ハイテクセクターなどが沈む中強い動きを見せてくれています。
長期で見ると脱炭素、石油需要など色々問題はありそうです。
レバなしとのチャート比較(レバレッジ=リスクをとることにうまみがあるか?)
長期チャート
長期で見ると、レバレッジなしの方がパフォーマンスは良いですね。
短気チャート
これを見てわかる通り、トレンドをとらえると2倍レバレッジの方がパフォーマンスは良くなります。レバレッジは短期投資に向いているというのはこの辺からかと思います。しかし、風向きがいつ変わるのか変化を敏感に感じ取ることは非常に難しいので運の要素が出てきてしまいます。景気後退となった場合にはエネルギーセクター強いと言われているので、まだ投資を行うチャンスにはありそうです。
最近の期間を切り取るとトレンドをとらえているため、ERXの方がパフォーマンスは良いです。
Direxion デイリー エネルギー株 ブル 2倍 ETF:ERXの上位構成銘柄
銘柄名 | 比率(%) | |
1 | Dreyfus Government Cash Management | 10.44 |
2 | エクソンモービル | 8.28 |
3 | シェブロン | 7.76 |
4 | オキシデンタル・ペトログラム | 1.59 |
5 | コノコフィリップス | 1.57 |
6 | EOGリソーシズ | 1.44 |
7 | シュルンベルジェ | 1.43 |
8 | パイオニア・ナチュラル・リソーシズ | 1.41 |
9 | マラソン・ペトロリアム | 1.39 |
10 | バレロ・エナジー | 1.27 |
1位のDreyfus Government Cash Managementは、レバレッジをかけるときの担保のようなもののようです。やはり、セクターETFともあって、エネルギー関連企業の王手が並んでいます。7月末に入り再上昇している銘柄が多いので、今後には期待が持てそうです。
レバレッジとの相性は??
トレンドを捉えているので、素直に上昇していく相場に強いレバレッジとの相性は良いと思います。今後の状況次第で急激な下落も考えられることから、利が乗ったら深追いせずに利確する方が賢明かもしれません。すべての党に言えることですが、いつ下がるのか予想がつかない恐怖がエネルギー関連株にはあると思います。
やはり、レバレッジをかけるのであればかいじゅうは指数の方が良いと思いました。
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