おはようございます。かいじゅうです。
今回は高配当を歌っているけど、配当金が出ない【楽天VYM】の紹介です。
まずは楽天VYMの基本情報から見ていきましょう。
※投資にはリスクがあります。ご自身のリスク許容度に合わせて、ご自身の判断で行うようにしてください。
楽天VYMの基本情報
基準価格(2022.4.28) | 15,979円 |
設定来高値(2022.4.20) | 16,731円 |
設定来安値(2020.3.24) | 7,307円 |
年初来パフォーマンス | +9.12% |
管理費用 | 0.192% |
実質コスト(2020.7~2021.7) | 0.195% |
純資産 | 81.18億円 |
VTIなどインデックスの年初来リターンがマイナスとなっている中、+9%が立派だと思いました。
ドル高の影響がかなりあると思われます。米国ETFのVYMは年初来リターンがマイナスです。
それでもインデックスよりはパフォーマンスは良いです。
管理費用が米国ETFのVYMは0.06%と格安なので、楽天VYMの手数料は高く感じてしまいます。
次は組み入れ身柄を見ていきましょう。
楽天VYMの組み入れ銘柄(2022.3.31)
銘柄 | セクター | 比率(%) |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | ヘルスケア | 3.1 |
JPモルガンチェース | 金融 | 3.0 |
プロクター&ギャンブル | 生活必需品 | 2.7 |
ホームデポ | 一般消費財 | 2.4 |
エクソンモービル | エネルギー | 2.4 |
バンクオブアメリカ | 金融 | 2.3 |
シェブロン | エネルギー | 2.0 |
ファイザー | ヘルスケア | 1.9 |
アビィ | ヘルスケア | 1.9 |
コカ・コーラ | 生活必需品 | 1.7 |
サイトによっては10位がブロードコムになっていたりします。
比率が変わる原因として、VYMは自身で1年に1回のリバランスを行うほかにも株価の変動で比率が変更になったりします。
ここで見ると、上位10社でも23.4%ですから分散は十分されていると思います。
また、銘柄もすべての会社が一度はニュースなどで聞いたことがある比較的業績が安定した会社が多いのも特徴ですね。
全ての株を買うことができない少額投資の人は少額で分散ができるのでおすすめ。
次は投資信託とETFの違いです。
投資信託とETFの違い
投資信託とETFの一番の違いは、投資信託は出た配当金を再投資しているのに対して、ETFは配当金を受け取ることができます。そういった面ではETFの方が投資に自由度があると言えます。逆に投資信託は管理費用が高いですが、手間を省くことができるという点が優れています。
配当金目当てでなければ、S&P500かVTIの方が良いかもしれません
投資信託は配当金に税金はかかっているか?
運用報告書などを閲覧したところ、運用方法は米国ETFのVYMに大半を投資しているようです。そうなると必ず配当金が出ているのでおそらく配当金を一時的にもらって再投資ということになっていると思われます。
税金関係から行くと米国10%の課税はされていて、日本の20.315%の課税はされていないということのようです。
VYMに投資する場合は、配当金目当ての人が多いので純資産が伸び悩んでいる原因の一つかもしれません。
投資元がETFのため、米国の税が課税されてしまうのはマイナス要因ですが、投資元がVOOやVTIの物も比率は少ないですが課税はされてしまいます。
高配当を歌っていながら、配当金が出ないのも少し違和感がある。
まとめ
かいじゅうは、楽天VYMには投資を行うことはないと思います。キャピタルゲインをより得たいのであれば、長期で安定したインデックス(VTIやVOO)に投資を行う方が無難な気がします。本家VYMのいいところを配当金が出ない投資信託にしてしまったことで、良さを消してしまった感じがします。
もし、VYMに投資と考えたときには配当金年4回もらえるETFの方がいいかと思います。
純資産で楽天にかなりの差がついているのも調べてみて納得できました。