今回は、体操クラブを営む会社が児童発達支援施設と放課後等デイサービス形態を作るとの情報を聞き入れて、ムスコさんと旦那くんを出動させた時のことを、記事にしていこうと思います。
実はムスコくんは、この体操クラブにもともと通っており、当初は「周りの子供たちに迷惑をかけているのでは!?」「身体的にもうまく動かせていないのではないか」というかいじゅうと旦那くんの思いもあり、良いタイミングで今回のお知らせがあったため、さっそく申し込み見学会に出動させました。
案内のチラシを見ると、代表者の方も発達障害(ADHDと記載あり)を抱えていたそうで、理念的には素晴らしいものがあると感じました。ただ、内容については新規事業所ということもあり、ムスコくんを通わせるならば見学は必須であると感じていました。
それは、良い環境でよい療育を行っている事業所があったとしても、ムスコさんに合わなければよい結果を生むことができないからです。逆に環境、施設、療育がいまいちであったとしても、ムスコさんにマッチすればより良い発達につながる可能性が高いです。
また、普通の体操クラブに行かせるより、児童発達支援施設で体操を学ばせた方がムスコさんにとって、理解が得られ安いため、より発達しやすいのではないかと考えていました。
立地条件、時間設定
かいじゅう一家は、共働きのため行くまでの時間や療育を行っている時間帯がとても大事になります。
かいじゅうが休みの時以外は、旦那くんに行ってもらっているのですが、旦那くんは泊り勤務のため、大体9時過ぎに帰ってきます。
この施設は、同じ市内にあるのですが大体車で30分程度かかります。療育の時間は、1コマ1時間です。そうなると、ある程度余裕を持たなければならないため、午後の時間帯しか療育を受けることはできないので、午後の時間帯をチョイス。午後の時間帯もあるので、距離は少し遠いですが条件にはあっています。
療育の内容
1 | はじまりの会 |
2 | 準備運動 |
3 | 体操教室 |
4 | 帰りの会 |
5 | 保護者への説明 |
この日の見学会は、旦那くんの報告によると以上の内容でした。
まず、はじまりの会であいさつから始まり、その後この日にやることを図(視覚支援にあたるもの)を活用しつつ説明していました。見通しをつけさせることによって、パニックになることを避けたり、自分で予定を立てたりすることで安心を得られることができます。ムスコくんもこの支援があるだけで活動が落ち着いてできるようになっています。
準備運動の時間では、音楽を流してその音楽が止まったら、事前に指定された色の輪っかに入るという遊び心があるものを行っていました。こういった遊びの中で、体を温めることはとても良いと感じました。同時に色の理解や体を止める固有系の動作の促しにも繋がっているのかなと感じました。
そして、メインの体操教室です。軽く普通の屈伸や伸脚などの準備体操を行った後、空気で膨らむかなり大型のトランポリンを膨らまして、サーキット形式でトランポリン→マット→鉄棒の順番で、ぐるぐる回っていました。ここで、保護者達も一緒にトランポリンを飛ばせてもらったそうです。旦那くんは嬉しそうに語っていました。
以下帰りの会、保護者への説明と続きました。
行ってみた感想(旦那くんに聴取)
率直に話すとムスコくんは、現在言っている体操教室でいいのではないかとのことでした。
見解としては、旦那くんも驚いていましたが『ムスコくんのからだの使い方がうまくなってきていた』というところでした。
かいじゅうと旦那くんが『運動療育』を取り入れた方がいいと思っている理由としては、主治医の先生からのアドバイスがあったからです。
かいじゅうはもともと、ムスコくんが言葉を話さない、活舌が悪い部分を気にしていたので『療育=言語療法』だと思っていたところを
「目で見えている手や足が思った通りに動かせていないのに、見えていない口や舌が動かせるわけないじゃない」
と先生から衝撃的なお言葉をいただいき、続けて「とにかく公園いったりたくさん運動しなさい」とのことだったので『運動』できるところを探して
ほかで体操教室に入れていましたが、思った以上に運動機能が伸びてきたようで、今回の施設での体操は物足りなさを感じたために見送ることにしました。 旦那くんは準備運動の段階で、屈伸や伸脚などができないお子さんもいたようで、ムスコさんの初期を思い出したそうです。
そんなこともあり、施設までの距離なども考慮し、今回の入所は見送ることになりました。
今回は、入所を見送ることとなりましたが、条件的に合う事業所や子供にあった事業所を探すことはとても大事なことです。かいじゅうも時間が許す限り、旦那くんを引き連れてたくさんの事業所を見てきました。
事業所ごとに、特色がありどれが良いとは一概には言えませんが、子供に対してどのように成長してほしいか、どのようなことが最低限出来るようになってほしいか、求めるものによって事業所も変えていいと思います。
また、いくら行っている療育の内容が良くても時間や距離の条件があわなければ、親がストレスで滅入ってしまいます。その点は、注意が必要です。
現在は、個人で事業所を設立する方も増えたことで、今までに考えられなかった形式の療育も出てきています。選択肢も多くなってきているので、家族全体の都合に合わせて、選んでいくことが子供の成長のカギを握っていると思います。
また、人気の事業所は空きがない状況も考えられるので、学年が変わる時期を狙ったりすることで入ることができたりするので、参考になればと思います。